佐藤安律の「ニュースサイト1045」
元産経新聞記者で「炎のジャーナリスト」が、政治全般と映画(主に日本映画)を中心にマイオピニオンを発信します。あるべきブログの姿をめざして順次内容を刷新しています。2017年6月27日付で「佐藤安律の『映画と政治のブログ』」から名称を変更しました。
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新作星取表2017-3
【日本映画】
「映画作家 黒木和雄 非戦と自由への想い」★★
「本能寺ホテル」★★★★
「14の夜」★★★

【外国映画】
「ヒトラーの忘れもの」(デンマーク=独)★★★
「ダーティ・グランパ」(米)★


【採点基準】
★★★★★  90点~100点
★★★★    80点~89点
★★★     60点~79点
★★       40点~59点
★         0点~39点


 綾瀬はるか主演の「本能寺ホテル」は一級の娯楽映画に仕上がっていて、中だるみもなく、一気に観ることができる。綾瀬扮する繭子は恋人の両親の金婚式に出席するため、京都を訪ねた。ところが、宿泊予定のホテルに入ると来月の予約になっており、急きょ別のホテルを探すハプニングに見舞われた。路地裏を歩いていると、目に飛び込んできたのがレトロな雰囲気の「本能寺ホテル」だった。

 繭子はルームキーを受け取って、エレベーターに乗り、部屋のある階に到着すると、そこは、明智光秀の謀反により、織田信長が自害する前日の天正10年6月1日の本能寺につながっていた。このあと、繭子は天正10年6月1日と現在とを行ったり来たりすることになるのだが、どういう条件がそろったときに、時空を飛び越えられるのかはわからない。繭子は信長にも気に入られるようになり、まもなく「本能寺の変」が起こることとその結末を教えてしまう。

 綾瀬は相変わらずの軽快な演技を披露して、うならせる。信長役の堤真一、本能寺ホテル支配人役の風間杜夫ら他の主要キャストも良かった。「本能寺の変」の発生を事前に知らされた信長の決断をはじめ、話の構成がうまい。とにかく、観やすくて、楽しい内容になっているところを高く評価したい。鈴木雅之監督。

 「14の夜」は、脚本家として注目を集める足立紳の監督デビュー作。1987年夏のある田舎町を舞台とし、性に目覚めた男子中学生たちの1日を描く。主人公タカシからうっとうしがられる光石研のダメおやじぶりは少し面白いが、全体的に斬新さや爽快感に欠け、インパクトが弱い。「映画作家 黒木和雄 非戦と自由への想い」は、数々の黒木作品を助監督などとして支えてきた後藤幸一によるドキュメンタリー。黒木が傑出した映画作家であることは言うまでもないが、どこかを掘り下げて知られざる素顔を浮き彫りにするようなところがほしかった。内容として平板すぎる印象を拭えない。

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佐藤安律

Author:佐藤安律
(さとう・やすのり)
ジャーナリスト。1965年生まれ。大阪市立大学法学部卒。産経新聞記者として20年7カ月勤務し、政治部、夕刊フジ、大阪経済部などに所属。政治部では、厚相時代の小泉純一郎元首相、元自民党幹事長の野中広務氏らを担当した。産経新聞の年間連載「こども大変時代」で、取材班としてファイザー医学記事賞優秀賞を受賞。2011年8月からフリーランス。大阪市在住。得意分野は政治全般、日本映画、医療問題。原稿の依頼などコンタクトはyasunori7373@yahoo.co.jp

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