佐藤安律の「ニュースサイト1045」
元産経新聞記者で「炎のジャーナリスト」が、政治全般と映画(主に日本映画)を中心にマイオピニオンを発信します。あるべきブログの姿をめざして順次内容を刷新しています。2017年6月27日付で「佐藤安律の『映画と政治のブログ』」から名称を変更しました。
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新作星取表2017-7
【日本映画】
「愚行録」★★★
「一週間フレンズ。」★★★★

【外国映画】
「ホライズン」(スイス=キューバ)★★★★
「太陽の下でー真実の北朝鮮ー」(チェコ=露=独=ラトビア=北朝鮮)★★★★★
「ナイスガイズ!」(米)★★★
「レオナルド・ダ・ヴィンチ 美と知の迷宮」(伊)★★
「トリプルX:再起動」(米)★★★


【採点基準】
★★★★★  90点~100点
★★★★    80点~89点
★★★     60点~79点
★★       40点~59点
★         0点~39点


 「太陽の下でー真実の北朝鮮ー」は、平壌で模範労働者の両親と暮らす8歳の女の子が、少年団に入り、北朝鮮の体制に本格的に組み込まれていく過程を描いたドキュメンタリー映画である。監督はロシアのヴィタリー・マンスキー。

 しかし、北朝鮮当局から撮影の許可を受ける形で、まともなドキュメンタリーが成り立つわけはなかった。演出担当者が出てきて、両親の職業をでっちあげ、ストーリーも作って徹底的に演技させる。マンスキー監督はこの様子を、スイッチを入れたままのカメラを放置して隠し撮りを断行。北朝鮮のヤラセを記録する異色の内容に仕上げた。

 マンスキー監督は北朝鮮当局の検閲前にフィルムを外部に持ち出す危険を冒して作品を完成させたそうだ。映像に緊張感と迫力があり、北朝鮮の実情に少しでも迫ろうとするドキュメンタリーの中では出色の出来といっていいだろう。

 「一週間フレンズ。」は葉月抹茶の人気漫画の実写映画化。都内の高校を舞台に、交通事故が原因で友達の記憶を1週間でなくしてしまう少女・藤宮香織(川口春奈)と、漫画研究部に所属する明るい同級生の男子生徒・長谷祐樹(山﨑賢人)との青春ラブストーリーである。

 2人が高校の図書室で初めて出会った2年生進級直前の春休みから卒業式当日までの2年間に及ぶ物語になっている。香織は1年生の3学期に転校してきたばっかりだった。香織を一目で気に入った祐樹(山﨑賢人)は、友達になってほしいと頼むが、香織はつれない。香織はこれまで自分の記憶障害が人間関係を壊してきたことから、友達をつくらないようにしているのだった。香織の事情を知った祐樹は、1週間単位での交換日記を提案。香織は当初断っていたが、祐樹の誠意が通じて交換日記が始まり、2人の友情は深まっていく。

 祐樹は図書館で大辞典くらいの分厚い本をずっと借りており、こんな本はどうせ誰も読まないと、余白部分に何か絵を描いていた。これが鮮やかなラストにつながる。このラストの処理はうならせるものがあり、★を1つ増やした。村上正典監督。

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佐藤安律

Author:佐藤安律
(さとう・やすのり)
ジャーナリスト。1965年生まれ。大阪市立大学法学部卒。産経新聞記者として20年7カ月勤務し、政治部、夕刊フジ、大阪経済部などに所属。政治部では、厚相時代の小泉純一郎元首相、元自民党幹事長の野中広務氏らを担当した。産経新聞の年間連載「こども大変時代」で、取材班としてファイザー医学記事賞優秀賞を受賞。2011年8月からフリーランス。大阪市在住。得意分野は政治全般、日本映画、医療問題。原稿の依頼などコンタクトはyasunori7373@yahoo.co.jp

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