佐藤安律の「ニュースサイト1045」
元産経新聞記者で「炎のジャーナリスト」が、政治全般と映画(主に日本映画)を中心にマイオピニオンを発信します。あるべきブログの姿をめざして順次内容を刷新しています。2017年6月27日付で「佐藤安律の『映画と政治のブログ』」から名称を変更しました。
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新作星取表2017-8
【日本映画】
「東京ウィンドオーケストラ」★★★
「きょうのキラ君」★
「彼らが本気で編むときは、」★★★
「牝猫たち」★★★

【外国映画】
「エリザのために」(ルーマニア=仏=ベルギー)★★★★
「素晴らしきかな、人生」(米)★★★


【採点基準】
★★★★★  90点~100点
★★★★    80点~89点
★★★     60点~79点
★★       40点~59点
★         0点~39点


 「東京ウィンドオーケストラ」は鹿児島県の世界遺産・屋久島を舞台に、町役場の職員が国内屈指のプロの楽団と間違えて、カルチャースクールの生徒たちで構成するアマチュア楽団を呼んでしまい、コンサートの開演日時が迫ってくる騒動を描いたコメディーである。監督は坂下雄一郎。

 プロ楽団の名称は「東京ウィンドオーケストラ」、アマチュア楽団の方は「東京ウインドオーケストラ」。確認を怠り、アマチュア楽団を招くミスを犯した主役の女性職員を、中西美帆が演じた。

 坂下監督のオリジナル脚本だが、サプライズがなく、ほぼ展開が読めてしまい、ストーリーが弱いのは否めない。アマチュア楽団のメンバーは、ワークショップで選抜した新人俳優たちということで、演技も下手だ。それでも、3週間にわたって屋久島でロケを敢行した映像は心地よく、鑑賞後にはなぜかほのぼのしたものが残った。

 坂下監督が東京藝術大学大学院の修了制作として発表した「神奈川芸術大学映像学科研究室」も3年前に鑑賞したが、ちょっとしたセンスを感じさせるユニークな内容だった。この人の作品なら、また観てみようという気は起こさせる。

 「牝猫たち」は、「凶悪」(2013年)、「日本で一番悪い奴ら」(2016年)で高い評価を得た白石和彌監督がオリジナル脚本で挑んだロマンポルノ。ネットカフェ難民、シングルマザー、不妊症とそれぞれ悩みを抱えながらたくましく生きる3人の風俗嬢と、それを取り巻く男たちの物語だ。3人の中心となるネットカフェ難民の雅子役を演じた井端珠里をはじめ、女優陣の出来がよく、しっかりとまとまりのいい作品に仕上がっている。


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佐藤安律

Author:佐藤安律
(さとう・やすのり)
ジャーナリスト。1965年生まれ。大阪市立大学法学部卒。産経新聞記者として20年7カ月勤務し、政治部、夕刊フジ、大阪経済部などに所属。政治部では、厚相時代の小泉純一郎元首相、元自民党幹事長の野中広務氏らを担当した。産経新聞の年間連載「こども大変時代」で、取材班としてファイザー医学記事賞優秀賞を受賞。2011年8月からフリーランス。大阪市在住。得意分野は政治全般、日本映画、医療問題。原稿の依頼などコンタクトはyasunori7373@yahoo.co.jp

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