佐藤安律の「ニュースサイト1045」
元産経新聞記者で「炎のジャーナリスト」が、政治全般と映画(主に日本映画)を中心にマイオピニオンを発信します。あるべきブログの姿をめざして順次内容を刷新しています。2017年6月27日付で「佐藤安律の『映画と政治のブログ』」から名称を変更しました。
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新作星取表2017-12
【日本映画】
「しゃぼん玉」★★★
「ひるね姫~知らないワタシの物語~」★★★
「暗黒女子」★★

【外国映画】
「パッセンジャー」(米)★★★★★
「サラエヴォの銃声」(仏=ボスニア・ヘルツェゴビナ)★★★


【採点基準】
★★★★★  90点~100点
★★★★    80点~89点
★★★     60点~79点
★★       40点~59点
★         0点~39点


 ジェニファー・ローレンス主演の「パッセンジャー」は、地球からある惑星に向かう豪華宇宙船を舞台に、男女の壮絶な運命とラブロマンスを描く。船内と宇宙空間のスペクタクルな映像・美術が見事で、脚本もよく練られており、映画の醍醐味を堪能できる作品だ。モルテン・ティルドゥム監督。

 宇宙船には惑星に移住する5000人が乗っている。惑星までは地球から120年かかり、乗客全員は到着の4カ月前までひたすら冬眠装置内で眠っているはずだった。ところが、エンジニアのジム(クリス・プラット)の冬眠装置が故障し、乗客の中で彼1人だけが覚醒してしまう。

 地球を発って30年の時点でのまさかの覚醒だった。一度覚醒すると、再び冬眠状態に戻ることはできない。覚醒は、宇宙船内で自然に老いて寿命が尽き、目的の惑星へ行くのは不可能になったことを意味する。孤独で極限状態に陥ったジムは偶然見つけた冬眠装置で眠る美女に興味を持った。作家のオーロラ(ジェニファー・ローレンス)である。ジムは自分を抑えることができず、オーロラの冬眠装置を壊して解除する。

 オーロラは、自身の覚醒は冬眠装置の故障によるものだと思っており、2人は激しく惹かれあう。しかし、ある日、オーロラは覚醒の真相を知った。オーロラは「なんと残酷なことをするのか」と怒り狂い、ジムを絶対に許すことができなかった。

 こうしたなか、宇宙船全体で深刻なトラブルが進行しており、このままでは爆発してしまうことが判明する。途中で覚醒したジムとオーロラは、宇宙船内で死を迎えるのが運命だ。しかし、2人は宇宙船を救うため、命がけで協力するのだった。

 平凡な人生には平凡なストーリーしかないと、愛する人たちに永遠の別れを告げて、宇宙船に乗り込んだ作家のオーロラ。未知の惑星で作品を書き上げるのが夢だったが、その夢は思いもよらない形で断たれた。映画は、オーロラの宇宙船の乗客たちへのメッセージで終わるが、これがピリッと引き締まっていて、余韻が残った。

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佐藤安律

Author:佐藤安律
(さとう・やすのり)
ジャーナリスト。1965年生まれ。大阪市立大学法学部卒。産経新聞記者として20年7カ月勤務し、政治部、夕刊フジ、大阪経済部などに所属。政治部では、厚相時代の小泉純一郎元首相、元自民党幹事長の野中広務氏らを担当した。産経新聞の年間連載「こども大変時代」で、取材班としてファイザー医学記事賞優秀賞を受賞。2011年8月からフリーランス。大阪市在住。得意分野は政治全般、日本映画、医療問題。原稿の依頼などコンタクトはyasunori7373@yahoo.co.jp

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