佐藤安律の「ニュースサイト1045」
元産経新聞記者で「炎のジャーナリスト」が、政治全般と映画(主に日本映画)を中心にマイオピニオンを発信します。あるべきブログの姿をめざして順次内容を刷新しています。2017年6月27日付で「佐藤安律の『映画と政治のブログ』」から名称を変更しました。
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新作星取表2017-14
【日本映画】
「ねこあつめの家」★★★
「3月のライオン 後編」★★★★
「帝一の國」★★★★★

【外国映画】
「LION/ライオン~25年目のただいま~」(オーストラリア)★★★
「バーニング・オーシャン」(米)★★★
「ぼくと魔法の言葉たち」(米)★★★
「スウィート17モンスター」(米)★★★★
「イップ・マン 継承」(中国=香港)★★★


【採点基準】
★★★★★  90点~100点
★★★★    80点~89点
★★★     60点~79点
★★       40点~59点
★         0点~39点


 「帝一の國」が抜群に面白い。超エリートを輩出してきた伝統ある私立男子校という設定の海帝高校を舞台に、生徒会長選挙を巡る権謀術数、権力闘争を痛快に描いた学園コメディーだ。菅田将暉扮する主人公の赤場帝一の将来の夢は内閣総理大臣。海帝高の生徒会長出身者は政界で活躍しており、有力派閥も形成している。帝一は、夢を実現するため、絶対に生徒会長になる必要があると思い定めていた。

 映画は、帝一が入学し、生徒会長への足掛かりと位置付けるルーム長になるところから、帝一たちの学年の生徒会長選挙の結果までを描くが、メインは帝一たちの1学年上の激烈な生徒会長選挙だ。帝一は次の自分の選挙をにらみ、最有力候補とみられた先輩に必死に取り入り、陣営の中心的存在になるが、思わぬ大苦戦に見舞われる。

 登場人物のキャラクターがユニークで、ストーリー展開も目が離せない。帝一には補佐役の榊原光明(志尊淳)という親友がおり、ピンチに陥ったとき、この光明が機転を利かせて助けてくれる。政治の世界で大成するには、名参謀、名補佐役といった優秀な側近がやはり欠かせない。ラストは切れ味鋭い鮮やかな結末が用意されており、感嘆の声をあげた。永井聡監督。現時点で、今年鑑賞した新作日本映画のマイベストワンだ。
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佐藤安律

Author:佐藤安律
(さとう・やすのり)
ジャーナリスト。1965年生まれ。大阪市立大学法学部卒。産経新聞記者として20年7カ月勤務し、政治部、夕刊フジ、大阪経済部などに所属。政治部では、厚相時代の小泉純一郎元首相、元自民党幹事長の野中広務氏らを担当した。産経新聞の年間連載「こども大変時代」で、取材班としてファイザー医学記事賞優秀賞を受賞。2011年8月からフリーランス。大阪市在住。得意分野は政治全般、日本映画、医療問題。原稿の依頼などコンタクトはyasunori7373@yahoo.co.jp

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