佐藤安律の「ニュースサイト1045」
元産経新聞記者で「炎のジャーナリスト」が、政治全般と映画(主に日本映画)を中心にマイオピニオンを発信します。あるべきブログの姿をめざして順次内容を刷新しています。2017年6月27日付で「佐藤安律の『映画と政治のブログ』」から名称を変更しました。
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北朝鮮が弾道ミサイル発射 新型の可能性 トランプ政権の出方注目
 北朝鮮が14日午前5時28分、同国西岸の亀城(クソン)付近から弾道ミサイル1発を発射した。ミサイルは約800㌔㍍飛び、日本の排他的経済水域(EEZ)の外側と推定される日本海に落下した。北朝鮮のミサイル発射実験では初めて高度2000㌔㍍超に達し、新型ミサイルの可能性があるという。実験は成功したとみられている。米本土に届く大陸間弾道ミサイル(ICBM)ではないようだ。

 韓国に対北朝鮮で融和路線をとるとみられる文在寅(ムン・ジェイン)政権が発足してからわずか4日後、中国の習近平国家主席が提唱する新シルクロード経済圏構想「一帯一路」の初の国際会議が北京で開幕した日に、北朝鮮がミサイル発射をぶつけてきた形だ。文大統領は青瓦台(大統領府)で直ちに国家安全保障会議(NSC)を開催し、「北との対話の可能性は開いているが、北が判断を誤らないよう断固たる対応をとるべきだ」と表明した。

 米国では、トランプ大統領が、米連邦捜査局(FBI)のコミー長官を電撃解任したことを巡り、強い批判にさらされている。コミー氏は昨年の米大統領選で、ロシアがトランプ氏と激戦を繰り広げていたクリントン氏を当選させないようにサイバー攻撃を仕掛け、影響を与えたとされる疑惑の捜査を指揮していた。電撃解任はトランプ政権の露骨な捜査妨害というわけだ。北朝鮮が、トランプ政権の足元の動揺をみて挑発に出たことは十分に考えられる。

 FBI長官の任期は10年間で、コミー氏はオバマ前政権下の2013年に就任している。FBI長官の任期途中の解任は史上2人目だという。

 FBIといえば、初代長官のジョン・エドガー・フーバー(1895-1972)がもはや伝説上の人物として知られる。48年間にわたってトップの座に君臨し、8人の大統領に仕えた。大統領をはじめ、各界の有名人たちの私生活やスキャンダルに関する情報を握り、歴代大統領たちもフーバーの報復を恐れて、人事に手を付けられなかったといわれる。

 世界でその名を知らない人がいないほど有名な組織であるFBIのトップ解任の衝撃は大きい。解任の是非を判断する材料を持たないが、解任に踏み切るほどのパワーがトランプ氏にあることも確かだ。トランプ氏は昨年の米大統領選で、これまでの有力候補ならたちまち撤退に追い込まれておかしくない数々の苦境をもろともせずに勝ち抜いた人物である。世界で最もタフな選挙戦を強いられる米大統領選を制した事実はあまりにも重い。ロシアの米大統領選介入疑惑の真相解明自体はもちろん必要だ。

 そうならないことを望むが、北朝鮮の挑発が続くようだと、トランプ政権は軍事行動に踏み切る可能性をより強めて圧力をかけるだろう。そのとき、トランプ氏がFBI長官解任でピンチに陥り、世論の批判をかわすために、軍事行動に出るかのような安直な定番の解説や報道が予想される。主要メディアも確かな有力筋から情報を取らずに、杓子定規な解説や報道をするのはいいかげんにしてもらいたい。

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佐藤安律

Author:佐藤安律
(さとう・やすのり)
ジャーナリスト。1965年生まれ。大阪市立大学法学部卒。産経新聞記者として20年7カ月勤務し、政治部、夕刊フジ、大阪経済部などに所属。政治部では、厚相時代の小泉純一郎元首相、元自民党幹事長の野中広務氏らを担当した。産経新聞の年間連載「こども大変時代」で、取材班としてファイザー医学記事賞優秀賞を受賞。2011年8月からフリーランス。大阪市在住。得意分野は政治全般、日本映画、医療問題。原稿の依頼などコンタクトはyasunori7373@yahoo.co.jp

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