佐藤安律の「ニュースサイト1045」
元産経新聞記者で「炎のジャーナリスト」が、政治全般と映画(主に日本映画)を中心にマイオピニオンを発信します。あるべきブログの姿をめざして順次内容を刷新しています。2017年6月27日付で「佐藤安律の『映画と政治のブログ』」から名称を変更しました。
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ロンドン五輪金メダリストの村田世界奪取ならず プロボクシングWBAミドル級戦
 プロボクシングの世界ボクシング協会(WBA)ミドル級王座決定戦が20日夜、東京・有明コロシアムで行われ、ロンドン五輪金メダリストで同級2位の村田諒太(帝拳)は、同級1位のアッサン・エンダム(フランス)に1-2の判定で敗れた。有効打で勝る村田が優勢とみられたが、厳しい判定結果となった。日本プロボクシング史上初の五輪金メダリストの世界王座奪取はならなかった。
 
 村田はガードを固め、前に出てプレッシャーをかける戦法。自分のスタイルを貫き、12ラウンドを通じて試合自体はコントロールしていた。4ラウンドにはカウンターとなる右ストレートでダウンも奪った。しかし、序盤から手数が少なすぎ、ラウンドごとにどちらかに優劣をつける採点法では、手数で勝るエンダムに微妙なラウンドの大半を奪われる形となった。
 
 エンダムに明らかな有効打はほとんど見られず、試合終了直後の両者の表情がすべてを物語っていた。村田は手数が少ないために印象が悪く、エンダムはその点だけで助けられた感じだ。村田はダメージのあったエンダムを深追いせず、結果的にはこれもあだとなった。エンダムが勝ったとはとてもいえない試合内容だったが、微妙なラウンドもどちらかに優劣をつける採点法のため、接戦との見方は成り立つ。村田のボクシングスタイルがプロの世界では、判定で不利になりうることを示す試合となってしまった。

 昔からプロボクシングの世界戦の判定で不可解な結果になることはいくらでもあり、「疑惑の判定」とまではいえないだろう。これまでのケースから、村田陣営が判定を不服としてWBAに提訴すれば、再選は認められるはずだ。
 
 ジャッジ3人の採点は村田側からみて、111-116、112-115、117-110。私の採点では117-110で村田の勝ちだった。

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佐藤安律

Author:佐藤安律
(さとう・やすのり)
ジャーナリスト。1965年生まれ。大阪市立大学法学部卒。産経新聞記者として20年7カ月勤務し、政治部、夕刊フジ、大阪経済部などに所属。政治部では、厚相時代の小泉純一郎元首相、元自民党幹事長の野中広務氏らを担当した。産経新聞の年間連載「こども大変時代」で、取材班としてファイザー医学記事賞優秀賞を受賞。2011年8月からフリーランス。大阪市在住。得意分野は政治全般、日本映画、医療問題。原稿の依頼などコンタクトはyasunori7373@yahoo.co.jp

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