佐藤安律の「ニュースサイト1045」
元産経新聞記者で「炎のジャーナリスト」が、政治全般と映画(主に日本映画)を中心にマイオピニオンを発信します。あるべきブログの姿をめざして順次内容を刷新しています。2017年6月27日付で「佐藤安律の『映画と政治のブログ』」から名称を変更しました。
09 | 2017/10 | 11
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31 - - - -

新作星取表2017-18
【日本映画】
「夜明け告げるルーのうた」★★★
「ちょっと今から仕事やめてくる」★★
「光」★★★
「映画 夜空はいつでも最高密度の青色だ」★★★
「家族はつらいよ2」★★★★
「ポエトリーエンジェル」★

【外国映画】
「皆はこう呼んだ、鋼鉄ジーグ」(イタリア)★★★


【採点基準】
★★★★★  90点~100点
★★★★    80点~89点
★★★     60点~79点
★★       40点~59点
★         0点~39点


 やはり、家族を題材に喜劇を撮らせたら、他の追随を許さない。もちろん、「家族はつらいよ2」の山田洋次監督である。今回も、隠居生活で悠々自適のはずの橋爪功演じる平田周造夫妻と、長男、長女、次男の3組の夫婦が織りなす日常の騒動を描く。

 今も自分で車を運転する周造。しかし、最近、しょっちゅう、車をどこかにぶつけて帰ってくる。同居する長男の幸之助夫妻は心配し、近くに住むきょうだい夫婦とも相談して、なんとか周造に運転免許を返上させようとするのだが、周造は頑として受け付けない。長男の幸之助を演じるのは、このほど「雅」から「まさ」に改名して話題を呼んでいる西村まさ彦。

 前作で、熟年離婚を切り出して周造を慌てさせた妻の富子(吉行和子)はオーロラを見に行くため北欧旅行に出かける。束の間の独身生活を楽しもうとする周造。行きつけの居酒屋の女将・かよ(風吹ジュン)を助手席に乗せてハンドルを握り、昼食に向かっていたところ、工事現場で交通整理の仕事をしている旧友と再会する。高校時代、サッカー部で同じ釜の飯を食った丸田(小林稔侍)だった。丸田はずっと連絡が途絶えており、周造は久しぶりの再会を喜ぶ。しかし、丸田は事業に失敗し、妻とは離婚、子供とも音信不通で、孤独な人生を送っていた。

 無縁社会と家族の大切さをテーマにした「家族はつらいよ」の第2弾。センスあふれる良質な笑いを提供する一方、底流には「日本は本当にいい社会なのか」との山田洋次監督の問いかけがしっかりあり、さすがと思わせる内容だ。これからも「家族はつらいよ」シリーズを1本でも多く撮ってほしいと思う。それと、改めて橋爪功のうまさに感服する。

コメント

コメントの投稿














管理者にだけ表示を許可する


トラックバック
トラックバック URL
http://toyokiyo73.blog.fc2.com/tb.php/633-2cc60e3f
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

プロフィール

佐藤安律

Author:佐藤安律
(さとう・やすのり)
ジャーナリスト。1965年生まれ。大阪市立大学法学部卒。産経新聞記者として20年7カ月勤務し、政治部、夕刊フジ、大阪経済部などに所属。政治部では、厚相時代の小泉純一郎元首相、元自民党幹事長の野中広務氏らを担当した。産経新聞の年間連載「こども大変時代」で、取材班としてファイザー医学記事賞優秀賞を受賞。2011年8月からフリーランス。大阪市在住。得意分野は政治全般、日本映画、医療問題。原稿の依頼などコンタクトはyasunori7373@yahoo.co.jp

最新記事

カテゴリ

月別アーカイブ

検索フォーム

最新トラックバック

フリーエリア

RSSリンクの表示

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

リンク

このブログをリンクに追加する

QRコード

QR