佐藤安律の「ニュースサイト1045」
元産経新聞記者で「炎のジャーナリスト」が、政治全般と映画(主に日本映画)を中心にマイオピニオンを発信します。あるべきブログの姿をめざして順次内容を刷新しています。2017年6月27日付で「佐藤安律の『映画と政治のブログ』」から名称を変更しました。
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8日に米英で注目の政治イベント 「ロシアゲート」でコミー氏議会証言、総選挙でメイ保守党苦戦も
 今週は8日に米国と英国で注目の政治イベントがある。米国では、トランプ政権とロシアとの不透明な関係を巡る疑惑「ロシアゲート」で、トランプ大統領に電撃解任されたコミー前米連邦捜査局(FBI)長官が初めて議会証言に立つ。

 焦点は、トランプ氏が、疑惑が噴出しているフリン前大統領補佐官(国家安全保障担当)への捜査終結をコミー氏に要請したとされることが事実で、それが「司法妨害」に当たるのかどうかだ。

 特別検察官に任命されたモラー元FBI長官の捜査が始まり、コミー氏が捜査内容に関わることをどこまで議会で証言できるかという問題もあるようだが、これまで表面化している話はメディアの報道が中心なだけに、コミー氏の証言は注目される。

 おそらく、トランプ氏に不利な証言が飛び出すだろう。内容的にはたいしたストーリーでなくても、こういうときにメディアはもっともらしく書き立てるものなのだ。ましてや、トランプ氏とメディアが激しく対立するなかだけに、なおさらである。

 よほどのサプライズの話が出れば別だが、打たれ強くタフネスなトランプ氏だけに、すぐにどうこうという問題にはならないだろう。議会での弾劾もハードルはかなり高い。そもそも上下両院で多数を握る与党の共和党内で、トランプ氏を弾劾すべきだとの空気には全くなっていない。

 「ロシアゲート」は、特別検察官のモラー氏の捜査で決着をつけるしかないが、そこに至るまでには長期化も予想される。トランプ氏サイドから懸念されるのは、来年秋の中間選挙で、ロシアゲートが尾を引いて共和党が敗北し、上下両院で多数派を失ってしまうことだ。そうなると、野党・民主党主導の議会のもと弾劾の動きが現実味を帯びてくる。

 一方、英国では、総選挙が行われる。欧州連合(EU)からの離脱を円滑に進めるために、総選挙を大幅に前倒しして勝負に出たメイ首相。当初は、メイ氏率いる保守党の圧勝確実とみられていたが、マニフェスト(政権公約)に掲げた社会保障政策への批判が高まり、最大野党・労働党の猛追を受けているのだ。

 現在、保守党は下院650議席のうち330議席を占める。保守党が過半数を割り込んで敗北、責任をとってメイ氏が首相を辞任する最悪のシナリオまではさすがに考えにくい。そこまで至らなくても、予想以上に保守党が振るわない結果に終わった場合、メイ氏の求心力が低下し、英国の政治や経済が混乱する事態はありえる。


 

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佐藤安律

Author:佐藤安律
(さとう・やすのり)
ジャーナリスト。1965年生まれ。大阪市立大学法学部卒。産経新聞記者として20年7カ月勤務し、政治部、夕刊フジ、大阪経済部などに所属。政治部では、厚相時代の小泉純一郎元首相、元自民党幹事長の野中広務氏らを担当した。産経新聞の年間連載「こども大変時代」で、取材班としてファイザー医学記事賞優秀賞を受賞。2011年8月からフリーランス。大阪市在住。得意分野は政治全般、日本映画、医療問題。原稿の依頼などコンタクトはyasunori7373@yahoo.co.jp

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