佐藤安律の「ニュースサイト1045」
元産経新聞記者で「炎のジャーナリスト」が、政治全般と映画(主に日本映画)を中心にマイオピニオンを発信します。あるべきブログの姿をめざして順次内容を刷新しています。2017年6月27日付で「佐藤安律の『映画と政治のブログ』」から名称を変更しました。
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改憲スケジュール前倒しで勝負に出た安倍首相
 加計学園問題での対応のまずさから最大のピンチを迎えている安倍晋三首相が勝負に出たようだ。先週末の神戸市内での講演で、憲法改正について、「来たるべき臨時国会が終わる前に、自民党案を衆参の憲法調査会に提出したい」と述べ、スケジュールの前倒しを表明したのである。

 通常国会閉会後の今月19日の記者会見で、安倍首相は「経済最優先でいく」と宣言し、新たに「人づくり革命」などに取り組むことを打ち出した。しかし、閉会後も、加計学園問題で首相官邸の関与を示す内部文書が新たに見つかり、官邸の対応を批判する世論は収まらない。こうした状況では、「経済最優先」というだけでは弱く、政権を挙げて取り組む一大テーマを鮮明にし、エネルギーを結集することで、難局打開を図っていく考え方自体は悪くない。

 また、来年は12月に衆院議員の任期満了、9月に自民党総裁選、さらに天皇陛下の退位に向けての準備など後半の日程がかなり窮屈になっている。改憲スケジュールを前倒しすることにより、衆院解散で勝負できる日程的余裕、フリーハンドを少しでも持つことを狙ったのだろう。

 改憲スケジュール前倒し表明は、それだけ安倍首相が追い詰められているのだとみる向きが多い。衆院解散のフリーハンドを持つという点でも、来月2日投開票の東京都議選の結果の重要性が増している。8月から9月にかけてあるとみられる内閣改造の成否も、政権浮揚に決定的な影響を与えることになりそうだ。政権を取り巻く空気が厳しいだけに、十分な身体検査をしたつもりでも、新閣僚の不祥事は表面化しやすい。

 都議選で自民党が惨敗レベルまで議席を減らし、人心一新を狙った内閣改造でもつまずくようだと、つい先ごろまでは確実視された来年9月の自民党総裁選での安倍首相の3選は赤信号が灯り、改憲スケジュールも頓挫ということになりかねない。

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佐藤安律

Author:佐藤安律
(さとう・やすのり)
ジャーナリスト。1965年生まれ。大阪市立大学法学部卒。産経新聞記者として20年7カ月勤務し、政治部、夕刊フジ、大阪経済部などに所属。政治部では、厚相時代の小泉純一郎元首相、元自民党幹事長の野中広務氏らを担当した。産経新聞の年間連載「こども大変時代」で、取材班としてファイザー医学記事賞優秀賞を受賞。2011年8月からフリーランス。大阪市在住。得意分野は政治全般、日本映画、医療問題。原稿の依頼などコンタクトはyasunori7373@yahoo.co.jp

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