佐藤安律の「ニュースサイト1045」
元産経新聞記者で「炎のジャーナリスト」が、政治全般と映画(主に日本映画)を中心にマイオピニオンを発信します。あるべきブログの姿をめざして順次内容を刷新しています。2017年6月27日付で「佐藤安律の『映画と政治のブログ』」から名称を変更しました。
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新作星取表2017-25
【日本映画】
「打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?」★★
「幼な子われらに生まれ」★★★★
「関ヶ原」★★
「トリガール!」★★
「ケアニン~あなたでよかった~」★★★
「狂覗」★★★
「散歩する侵略者」★★★★
「三度目の殺人」★★★

【外国映画】
「ベイビー・ドライバー」(米)★★★
「スキップ・トレース」(米=中国=香港)★★
「ワンダーウーマン」(米)★★
「パターソン」(米)★★★


【採点基準】
★★★★★  90点~100点
★★★★    80点~89点
★★★     60点~79点
★★       40点~59点
★         0点~39点


 是枝裕和監督が自身のオリジナル脚本により初めて挑んだ法廷心理劇で、ベネチア国際映画祭コンペティション部門に出品されたことでも話題を集めた「三度目の殺人」。役所広司が自分を解雇した社長を殺害し金を奪ったとして強盗殺人罪で起訴された被告人役、福山雅治が法廷はあくまで法を使って勝敗を決めるところだと考えてきたクールな弁護士役を演じる。

 法廷や拘置所のセット、そこでのやり取りなどは徹底してリアリティーにこだわり、なかでも福山と役所の拘置所の面会室での対決が最大の見どころとされる。役所演じる被告人が供述をコロコロと変え、福山扮する弁護士が困惑し、真実に迫ろうと苦闘する。被告人の供述の変転には、殺害された社長の娘(広瀬すず)の秘密が絡んでいる。

 ストーリーは違っても、法廷は真実を追求する場にはなっていないというテーマの国内外の映画は過去にもいろいろあったし、「三度目の殺人」の3度目が何を意味するのかも、前宣伝ではいかにも意味深に言われていたが、これもすぐわかる。小難しい内容ではなく、無駄なく仕上がっている点は評価できるが、いまひとつ、深みに欠け、斬新な視点も感じられなかった。最後は観る者の判断に任せるかのようなラストもお決まりのパターンで、ひとひねりほしい。悪くはないものの、期待が大きかったこともあり、厳しめの採点となった。


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佐藤安律

Author:佐藤安律
(さとう・やすのり)
ジャーナリスト。1965年生まれ。大阪市立大学法学部卒。産経新聞記者として20年7カ月勤務し、政治部、夕刊フジ、大阪経済部などに所属。政治部では、厚相時代の小泉純一郎元首相、元自民党幹事長の野中広務氏らを担当した。産経新聞の年間連載「こども大変時代」で、取材班としてファイザー医学記事賞優秀賞を受賞。2011年8月からフリーランス。大阪市在住。得意分野は政治全般、日本映画、医療問題。原稿の依頼などコンタクトはyasunori7373@yahoo.co.jp

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