佐藤安律の「ニュースサイト1045」
元産経新聞記者で「炎のジャーナリスト」が、政治全般と映画(主に日本映画)を中心にマイオピニオンを発信します。あるべきブログの姿をめざして順次内容を刷新しています。2017年6月27日付で「佐藤安律の『映画と政治のブログ』」から名称を変更しました。
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小池新党の本格参戦で衆院選の様相が一変 政局流動化も
 小池百合子東京都知事が自ら代表を務める新党「希望の党」を立ち上げたことにより、28日の臨時国会冒頭での衆院解散、10月10日公示ー22日投開票予定の総選挙の様相が一変することになりそうだ。小池氏は「政権を取りにいく」とメディアのインタビューで宣言しており、全国規模で候補者を擁立するという。「今なら勝てる」と、解散に踏み切る決断を下した安倍晋三首相にとっては、思わぬ誤算になった形だ。

 小池新党は与党よりも野党の票を食うとの見方もあったが、メディアは「安倍対小池」との構図を描いての報道が目立ってきた。小池氏はとにかく敵を作って、敵との対決をエネルギーに変えていくタイプの政治家だ。当然、その相手は強い安倍政権、自民・公明両党の連立政権でなければならず、そうでないのなら有権者に訴える迫力を欠くことになるだろう。

 小池氏は安全保障政策や改憲を巡るスタンスでは首相と親和性があり、小池新党に馳せ参じた民進党の離党組も保守派が目立つ。また、小池氏は都政で公明党と組んでいる。このため、安倍政権、自公政権の中途半端な補完勢力になりうる存在とみなされることは大きなマイナスになる。

 原発ゼロも掲げるようで、新党立ち上げを発表した日に都庁で、小池氏が小泉純一郎元首相と短時間とはいえ会談したのには驚いた。小泉氏との連携も最大限アピールするつもりらしい。27日に発表する予定の希望の党の綱領は、保守だけでなく、リベラルまでウイングを広げる内容になるという。

 急な候補者選考にはなるが、一定水準の資質の候補者を全国規模で大量に擁立できるか、また、民進党など野党側と本格的な選挙協力は無理でも、小選挙区で与党側と1対1の対決構図に持ち込めるようどれだけ調整できるのかなどが当面の焦点だ。今回の総選挙は安倍首相の退陣につながる与党の勝敗ラインは過半数の233(25日時点の与党の現有勢力は320)と低いが、情勢によっては劇的な結果を生み出すのが小選挙区の特徴で、予断を許さなくなってきた。

 女性初の首相を目指すとされる小池氏にとっても政治生命をかけた大勝負になる。予想外の振るわない結果に終わると、首相への夢どころか、都知事としても一気に求心力を失いかねない。小池新党は全て風頼み。現時点では、どれだけの風が吹くのかはもちろんわからない。公示後の各メディアの世論調査の結果により、選挙戦の大きな流れは判明する。

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佐藤安律

Author:佐藤安律
(さとう・やすのり)
ジャーナリスト。1965年生まれ。大阪市立大学法学部卒。産経新聞記者として20年7カ月勤務し、政治部、夕刊フジ、大阪経済部などに所属。政治部では、厚相時代の小泉純一郎元首相、元自民党幹事長の野中広務氏らを担当した。産経新聞の年間連載「こども大変時代」で、取材班としてファイザー医学記事賞優秀賞を受賞。2011年8月からフリーランス。大阪市在住。得意分野は政治全般、日本映画、医療問題。原稿の依頼などコンタクトはyasunori7373@yahoo.co.jp

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