佐藤安律の「ニュースサイト1045」
元産経新聞記者で「炎のジャーナリスト」が、政治全般と映画(主に日本映画)を中心にマイオピニオンを発信します。あるべきブログの姿をめざして順次内容を刷新しています。2017年6月27日付で「佐藤安律の『映画と政治のブログ』」から名称を変更しました。
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退陣のXデーは突然来る 危険水域に入った安倍政権 まだ巻き返しの可能性も
 永田町を取材する政治部の記者にとって、最高の特ダネは政権退陣の正確な情報を他社に先んじて速報することである。「●●内閣、総辞職不可避の情勢」「●●首相、辞任の意向」というのでも内容次第ではたいしたものだが、「●●首相、きょう退陣表明」とより限定してすっぱ抜くと完璧だ。

 昨年10月の衆院選で、野党の自滅により自民党が圧勝。安倍晋三首相の今年9月の自民党総裁3選は動かず、2020年の東京五輪・パラリンピックは安倍政権で迎えるとの見方が大勢だった。ところが、半年もたたないうちに、学校法人「森友学園」への国有地売却に関する財務省の決裁文書改ざん問題で窮地に陥り、3選はもはや厳しく、総裁選までの退陣すらあり得る状況になっているのだから、政治の世界は本当にわからない。

 ただ、政権の退陣が不可避なときは、その政権がこれ以上継続すると国益を害するとの声が起こるものだ。安倍政権の場合、批判はあるものの、外交・経済政策の評価は総じて高く、そういう声はほとんど聞かれない。自民党内で安倍おろしを本気でやるような勢力は見られず、パワーも感じられない。現状では、政権そのものがアウトと見られているわけではなく、巻き返しのチャンスは残されていると思う。

 ところが、その外交でも、米朝首脳会談、南北首脳会談の準備が進み、対北朝鮮で圧力一辺倒の安倍首相は、はしごを外された形にな.らないかとの懸念が広がっている。経済の方も、トランプ米政権の通商政策が大きな障害になってきた。22日に中国製品に高関税をかける対中制裁を決定し、 翌23日には鉄鋼・アルミニウムの輸入制限を発動。米中貿易戦争も辞さない構えを見せ、秋の中間選挙に向けて「米国第一」「コアの支持者第一」の姿勢を強めている。自由貿易体制を揺るがす事態で、世界株安が進む。安倍政権得意の外交・経済政策ですら陰りが見えてきたとの一部指摘は無視できない状況だ。4月の日米首脳会談は極めて重要になっている。

 衆院選で敗北したわけではなく、当面の政権維持は可能だが、首相自身の決断で退陣する場合、Xデーは突然来るものだ。平成に入ってからでは、竹下、細川、村山、第1次安倍、福田の各政権が該当するといっていいだろう。森友政局、北朝鮮問題の動向は極めて不透明で、今のままでは4月以降、安倍政権も警戒が必要な感じになってきた。

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佐藤安律

Author:佐藤安律
(さとう・やすのり)
ジャーナリスト。1965年生まれ。大阪市立大学法学部卒。産経新聞記者として20年7カ月勤務し、政治部、夕刊フジ、大阪経済部などに所属。政治部では、厚相時代の小泉純一郎元首相、元自民党幹事長の野中広務氏らを担当した。産経新聞の年間連載「こども大変時代」で、取材班としてファイザー医学記事賞優秀賞を受賞。2011年8月からフリーランス。大阪市在住。得意分野は政治全般、日本映画、医療問題。原稿の依頼などコンタクトはyasunori7373@yahoo.co.jp

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